今更きけない?熨斗についての豆知識

タオルの歴史

石器時代のスイス湖畔にある住居跡で、手や体を拭って乾かすのに使われたと推測される毛や木の内側の皮、亜麻などを使った織物が発見され、これらのものをタオルの原型とする説が一般的です。
日本では、1872年(明治5年)、大阪税関に初めて輸入されました。当時は非常に高価であり、手拭いとよばれる平織りの和手拭いが普及していたため、主に襟巻きとして使われていました。明治20年には、大阪泉州地方で日本初のタオル製造技術が確立され、今治など他地方へ技術が伝搬した事から、タオルは多くの人々の生活用品となっていったのです。

タオルはどこでつくってるの?

現在、日本国内に出回っているタオルの約8割は海外産、あとの2割が国内産です。
海外産は中国、インド、ベトナム、タイ、バングラディシュからのものが多いです。一番多いのは中国産で、山東省という場所が一大生産地となっています。
日本産は、泉州(大阪府)と今治(愛媛県)が2大生産地となっています。以前は安い海外産におされていましたが、付加価値型のタオルをつくる事で盛り返しています。メイドインジャパンの底力ですね。

海外産と国内産は、どこが違うの?

一言でいえば、海外産はコスト優位型、国内産は付加価値型です。
海外産は「原料供給地の近くに大規模工場を建て、安い人件費を使って大量生産する」というスタイルなので、圧倒的なコスト優位性を持っています。一方、国内産はつくり手と使い手の感覚が近いということで、「吸水性に優れている」「肌に優しい」「バラつきが少ない」など、国内で求められる価値をつけたタオルつくりが得意です。どちらがお得というよりは、用途や送り先によって変えていくのが賢い選び方です。

泉州タオルと今治タオル

国産タオルをほぼ二分するのが、泉州タオルと今治タオルです。どちらも品質は素晴らしいブランドです。一般的には、使われている織機や製造方法、また取引先の関係上、泉州は企業贈答用がメインで実用性に優れたタオルつくりが得意、今治は百貨店(個人贈答用)向けで豪華なタオルつくりが得意、とされています。ただ、最近はその垣根もなくなり、いずれもメイドインジャパンに相応しい、高品質タオルをつくっています。

タオルの目方、「匁」とは?

タオル取引の基本は「匁」という目方で行われています。1匁は3.75gで、200匁で700gです。タオルの基本取引は1ダース単位なので、この200匁は12枚の重さとして取り扱われます。1枚1枚の重さで比較するのではなく1梱包(600枚)あたりの目方を量って計測するのが通常です。
一般的には使用されているのは、200匁、220匁です。粗品として会社のPR、引越しのご挨拶などでも一番多いタイプです。もっと重い(厚い)ものは主にエステサロンやホテルなどで使われているようです。逆に軽い(薄い)もの、160斤、180斤は温泉タオルなどで使われています。この場合は、薄手でも使い勝手の良い捺染タオルを利用する事が多いです。